2020年からセンター試験が変わる
現在、テレビでも教育雑誌でもセンター試験が変わることが話題になっています。
試験の内容が変わることによって受験生にもいろいろな影響が出てくるものです。
有利になる人もいれば不利になる人もいますから、きちんと受験にあたっての情報は集めておく必要があります。
受験をして思うように得点が取れず志望校をあきらめるようなことにならないためにもきちんと正確に試験内容の変更点は確認しておくべきです。
そこで、ここでは具体的にセンター試験がどのように変わるかを紹介していきます。
センター試験はどのように変わるのか
今回のセンター試験の変更によって多くの人が気にしていることは記述式のことです。
今までのセンター試験はマークシート方式でした。
しかし、その中に今までなかった記述式の問題が出題されるということで難易度や解きやすさの心配から不安視する声が多いのです。
確かに記述問題が出題されることになれば難しくなりそうですし対策も新たに必要になりそうと思われます。
しかし、大切なことは記述問題があるかどうかではないのです。
大切なポイントとしては記述式の出題の意図にあります。
記述式の問題の出題の切り口は思考力、判断力、表現力の3点です。
こう行ったことが求められるようになれば、これまでに出されていた問題とは少し違ったテイストの問題になってきます。
具体的には国語であれば多様な文章や表が出題されることが予想されていますし、数学では文章が長い問題や表から読み取る問題が出題されることが予想されており、これは情報照合や判断力が求められる問題です。
そういった力を総合的に用いて答えを出していくことが求められます。
そのため記述の対策をするかどうかよりも、こういった読み取りをしていく力やまとめていく力をつけることが大切なのです。
英語の4技能評価
記述式と同じく話題になっているのに英語の4技能評価というものがあります。
この4技能というのは読む、書く、聞く、話す、ということです。
今までの試験では求められなかった書くことや話すことも試験に盛り込まれていきます。
これから国際化が進む中で、英語を実践的に使いこなしていくことが必要です。
そのためには今までの試験では必要とされてこなかった書くことや話すことについても必要になってきます。
そこで、こういった力を測定するための試験にセンター試験が切り替わるのです。
ただ、これは受験生すべてに該当するとは限らず受験する大学によって変わってきます。
従来の共通テストを実施するか、新たなタイプの試験を実施するのか、またどちらかを選択して受験をするのか、ということは学校によって違うため志望校に応じて対策が変わるのです。