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「大学の沿革」から大学の方針を知ろう

何を基準に大学を選ぶのか

大学を選ぶ際、いろいろな基準から皆志望校を決めていきます。
例えばやりたい職業や取得したい資格が取得できること、といったこと以外にも知名度がある、親族やあこがれの人が卒業生である、家から通うことのできる、などといった条件を上げる人が多いです。

それ以外にも大学を決める際には校風についても考える必要があります。
大学は高校までよりも自由ですし個人的な行動も多いです。
しかし、学校としての校風はありますしその雰囲気があっているかどうかは自分が通って楽しいかどうかということにも直結をします。

大学を選ぶ際校風はあまり気にしないという人も多いです。
実際に通ってから思っていた学校と違ったり学生生活が楽しめなかったりしないようにするためにも校風は確認しておく必要があります。

校風はどこから確認することができるか

大学の校風は実際に学校見学をして感じることが一番わかりやすいです。
しかし、それだけでなくパンフレットに書かれている建学の精神や沿革といった部分もきちんと確認する必要があります。
これは大学が歴史を刻んでいく中で校風ができあがるためです。

大学というのは元々明治政府が国家枢要の人材を育てるために作りました。
そのため国立大学は国の運営で活躍できる人材を育成すること、私立大学は創始者の意図があって大学が見学されているのです。
そのため、大学によって様々な建学の精神があります。

この建学の精神というのは大学での教育においての根本となるものです。
そのためその大学で学ぶ人たちに対して大きな影響を与えるものになります。
ですから建学の精神が大学の校風を作っているともいえるのです。

逆に、学校見学をしてみてパンフレットに書かれているような沿革や建学の精神が感じられない学校というのは大学の運営の中で建学の精神が守れていないということになります。
そういった学校では学校としての方向性も定まっていない可能性がありますし、学校の雰囲気も良くない場合があるので志望校として選ぶのによく考えることが望ましいです。

沿革ではどのようなことを確認するか

沿革はいつどのようなことが大学に起きたかを書いています。
そのため、大学がどのような目的で誰によって創設されたのか、そしてその後どのようにして発展したのかということを知ることが可能です。

どの大学にも看板学部と呼ばれる大学を代表する学部や学科があります。
そういった学部や学科の成り立ちや出来上がった背景を知ることができるのも沿革です。